クラスでのこと。
4人それぞれが主役になる短いシーンを次々につくっていく、というトレーニングがありました。
【のりぞう】が、朝出掛けに奥さんとちょっとした諍いのあと、駅で落したハンカチを拾ってもらうシーン。
見知らぬ女性に扮した【みねっち】が、「これ、落しましたよ」とハンカチを渡す。
目と目を合わせて、ちょっとドキッとする、何かが生まれそうないい感じの雰囲気のところ、「あ、そうだ、そうだ」とカバンをまさぐって、おもむろにバナナを取り出し、「お礼に」と手渡して、足早に去っていく……。
相手役の【みねっち】も、そでにいたみんなも、思わず笑ってしまいました。
そのバナナは、 妻から無理やり手渡されて持て余していたシロモノ。
厄介払いできてよかったとばかりに足早に過ぎ去っていくその姿に【のりぞう】扮する男性の人となりを見ました。
若い一人暮らしの男性演じる【たい】のところに、隣に住むおじさん【のりぞう】がクレームを言いにやってきたところ。
玄関先で立ち話する【たい】の飼い猫を演じた【なおこ】と【みねっち】。
みゃあみゃあと鳴きながらひたすら飼い主の足元にまとわりつき、会話を邪魔する二匹のネコ。
「もういいから」と手で追い払われるのが楽しくてますますじゃれまわりました。
即興でつくっていくので、先の人が言ったことを勘違いしたり、忘れたりすることは日常茶飯事。
その矛盾すらネタにし、笑いに変えて、イエスアンドしていく。
シーンそのものが楽しくて、ときには笑いが止まらなくなることもあります。
ミニフェスでも、このいい感じの雰囲気と、ひょっこりならではのシーンを見ていただけたらと思っています。
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